Vol.305【分析の本質に迫る!(その1)】

 【赤字の会社、業績が伸びない会社/分析の本質に迫る!】
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 ■□  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
 ■□   社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
 ■■   Vol.305 2012/11/29
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 》手法に頼っているかぎり、
  社長の想いは社員には伝わらない
 
 
■赤字の会社、
 
 業績の悪い会社に共通する悩み、
 
 それは、、、
 
 ○ どうしたら売上を伸ばせるのか
 ○ どうしたら生産効率を良くできるのか
 ○ どうしたら新製品の開発がうまくいくのか
 ○ どうしたら営業力が強くなるのか
 ○ どうしたら社員の意識を変えられるのか
 
 「じゃあ、この先どうする?!」
 
 社長はいろいろ考えます。

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■会社内には、
 
 ○ 営業会議のための資料
 ○ 売上分析に使うデータ
 ○ 経理部で作成する経営資料やグラフ
 
 など、多くの情報が存在します。
 
 いろんな企業の会議に参加して思うのは
 
 「資料やグラフが多すぎて、よくわからない!」
 
 です。
 
 
 担当者は、それぞれ所属する部門の資料やグラフを作り
 前月の状況や計画に対する実績などを報告します。
 
 しかし多くの場合、その説明を聞いていても、
 
 「結局何を言いたいのか」
 
 「この先、何をどうしたいのか」
 
 が、なかなか伝わってきません。
 
 
 どうしてか、、、
 
 発表者は、前月(過去)のデータを集め
 聞き手(参加者)がわかり易いような表にまとめ、
 なぜこうなったのか、原因を解説し報告しているのです。
 
 けっして【分析】をしているわけではありません。
 これではせっかくの会議は時間のムダになってしまいます。
 
 
 
■そもそも【分析】とは何でしょうか?
 ネットで探すと分析の定義が出てきます。
 
 『複雑な事柄を一つ一つの要素や成分に分け、
  その構成などを明らかにすること。
 
  哲学で、複雑な現象・概念などを、
  それを構成している要素に分けて解明すること。
 
  物質の組成を調べ、
  その成分の種類や量の割合を明らかにすること。』
 
 
 しかし、ここでの分析とは【考えること】です。
 
 集めた情報やデータを使って
 
 「結果、なぜこうなったの?」
 
 と疑問をもち、
 それを【解いていく過程で考える行為】そのものです。
 
 数値をグラフにしたり、それぞれの関係性を見つけながら
 
 「どうしてそうなるのか?」
 
 を考え続け、さらにその先の原因を追究する。
 それが【分析】です。
 
 分析手法を学ぶことでもなければ、
 分析ツールを使いこなすことでもありません。
 
 分析をする行為とは【考えるプロセス】そのものです。
 ですから、考えることに慣れていない人、訓練していない人は
 そう簡単には分析はできません。
 
 分析をマスターすることは
 【考える方法を学ぶこと】でもあるのです。
 
 
 
■分析という言葉を聞いて真っ先に思い浮かぶのが
 決算書を使って行う【経営分析】です。
 
 生産性、安全性、収益性など、
 会社の経営状況を分析する方法です。
 経営分析の参考書籍はたくさん出回っています。
 
 経営指標の計算は、やり方さえ覚えれば誰にでもできます。
 昔は電卓を使って計算していましたが、
 いまは会計ソフトが勝手に分析表を作ってくれます。
 
 経営分析の手法をマスターするということは
 
 ○ 計算された数字(指標)の意味を理解し
   総合的に会社の現状を言葉で表現できるようになること
 
 しかし、
 
 「その先はどうするか?」
 
 は、経営者の判断に委ねられます。
 
 
 
■会計人たちが決算書を使って分析する手法が
 これにあたります。
 
 たとえば自己資本比率、
 
 「自己資本比率は会社にとってとても重要な比率です。
  内部留保を厚くし、自己資本比率を高めましょう。」
 
 と言われたところで、
 何をどうしたらいいのか、さっぱりわかりません。
 
 自己資本利益率、総資本回転率、流動比率、固定長期適合率、、、
 
 難しい言葉を並べて、最後は、、、
 
 
 「利益が少ないのが一番の問題です。
  ですから、まず売上を増やすようにしてください。
  同時に原価を下げ、固定費の削減も必要です。」
 
 
 これが会計における決算分析の限界です。
 
 決算書をいくら分析しても
 ~~~~~~~~~~~~~~~
 この先の答えなど、どこにもないのです
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 
■分析の基本、
 
 
 それは、、、
 
 
 【だから何なんだ!】
 
 
 です。
 
 
 自己資本比率が低い?
 
 総資本回転率が悪い?
 
 
 だから何なんだ! です。
 
 
 自己資本比率が悪いのも総資本回転率が低いのも
 
 たんなる【現象】です。
 
 
 自分の会社を分析するということは
 
 自分の会社を徹底的に考えることです。
 
 
 【だからどうなの?】
 
 
 の繰り返しなのです。
 
 
 
■なに? と思った方、
 
 あなたの会社では何のために【分析】をしているのでしょうか。
 
 
 次回は、
 
 「赤字の会社、業績が伸びない会社/分析の本質に迫る!(2)」 
 
 お楽しみに!
 
 

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