Vol.317 【社長のために会計情報を活用する】

 【社長のために会計情報を活用する】
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■□  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
■□   社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■   Vol.317 2013/04/17
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 》 MQ会計はいつから始めればいいの?
   それは、、、いまでしょ! 

 
■損益計算書(P/L)を見ると
 
 一番上に「売上高」が表示されています。
 
 呼び方が多少違うものの、
 
 どんな企業でも利益の一番のもとになる
 
 重要な勘定科目の名称です。
 
 
 でも表示行数はたった1行、〇〇売上高10億円。
 
 
 せいぜいあっても数行程度です。
 
 しかし、経費の科目を見るとやたらに多い。
 
 税務会計は、入ってくる項目よりも
 
 出ていく項目のほうがとても重要なようです。
 
 
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■では「会計情報を経営に活用する」について、
 
 どう考えればいいのでしょうか。
 
 
 これからお話しする内容は特定の企業の話ではありません。
 
 私が経理業務の改革に携わってきた経験からの感想です。
 
 
 社長方と経営計画の話をするときに
 
 どうしても決算書を見る機会が増えます。
 
 そして中身を聞いていくうちに事務処理の話になります。
 
 
 そうすると、
 
 ほとんどの企業では
 
 後処理(後始末)のために多くの時間を割いているのが見えてきます。
 
 
 「社長、せっかくだから、、、」
 
 
 ということで改革の提案をすると
 
 前向きの社長が少なからずいます。
 
 
 
■「会計情報を経営に活用する」ということは、
 
 
 〇 終わったこと(後始末)に時間を使うのは最小限にしよう
 
 〇 この先、社長が決めた方針に必要な情報を提供していこう
 
 
 ということだと思っています。
 
 
 「そのためには、税務処理のために使う時間を極力少なくしよう」
 
 
 というのが、私が提案する「経理業務改革」の発端でした。
 
 
 前回のメルマガの課題は、
 
 
 「経営計画を作る際に絶対に欠かせないある部分、
 
  それは会計情報からしか得ることができない」
 
 
 です。
 
 これこそ「会計の本来の役割、経理部本来の業務」
 
 と言ってもいいかもしれません。
 
 
 では、税務申告に必要な会計データのうち、
 
 企業の「利益計画」に使える部分はどこでしょうか。
 
 
 資金繰りの情報も重要です。
 
 しかしそれ以前に、経営に一番重要な売上高や仕入高の明細は
 
 財務会計ではわかりません。
 
 
 
■私は【固定費F】の部分だと思っています。
 
 
 経費の明細、どんなものにいくら使ったのかは、
 
 【会計でしかわからない】のです。
 
 
 ですから、社長が考えているこの先(利益計画)に対して
 
 経理が一番にすべきことは、
 
 
 〇 翌期に必要な経費をいかに現実的に見積もるか
 
 〇 節約できる経費は何なのか
 
 〇 節約するためにはどうすればいいのか
 
 
 そしてもっとも肝心な部分、
 
 
 「翌期はリース物件の何と何が終了し
 
  新しく必要となる物件は何と何です」
 
 
 「返済すべき借入金は銀行ごとに月々いくらで
 
  毎月必要な資金はいくらです」
 
 
 「来年退職予定者は部署別に何人いて、新規採用者は何人の予定、
 
  昇給はいくらで、かりに賞与は年〇か月分支払う場合には
 
  月々の人件費はいくらになります」
 
 
 という、経費に関する未来の情報が
 
 経理からただちに発信されるか、です。 
 
 
 後始末が重要な仕事だと思っているかぎり、
 
 社長がほしい情報など、けっして出てきません。
 
 
 
■経理でしかわからないのは、
 
 どこどこに経費がいくらかかるか、あるいは支払っているのか
 
 です。
 
 
 逆に経理では絶対にわからない情報、
 
 それは、来年いくら売れるのか、です。
 
 しかし、売らなけれならない必要売上高の計算は
 
 会社全体の経費がつかめる経理だけです。
 
 
 そこで私が提案しているのは
 
 『 事務作業を含む経理業務の改革 』です。
 
 そしてもっとも効果があるのが、経理の業務フローを作ることです。
 
 
 無駄なことが山ほど見えてきます。
 
 
 〇 何のためにこの集計表が必要なのですか
 
 〇 この帳表を作成するために、データはどこからもってくるのですか
 
 〇 データは手入力しているのですか
 
 
 経理がこれからやるべきことは明確です。
 
 社長のための羅針盤になる情報を提供することです。
 
 そしてそれは税務会計とはかけ離れているのです。
 
 
 
■想像してみてください。
 
 社長がこの先ほしい情報が、経理部から次々と出てくるのです。
 
 経理部の社員の生き生きとした顔、
 
 後始末に疲れた顔ではありません。
 
 
 経理部も、この先どうする、、、を真剣に考えるために
 
 当然、勉強しなければなりません。
 
 前向きの姿勢です。
 
 経理部から会社を変えるような勢いです。
 
 
 
■じつは、経理事務部門のムダを省くことが、
 
 固定費Fの削減には一番効果があるのです。
 
 
 余った時間で、
 
 
 〇この先、どうするのか?
 
 〇この先、どうすべきなのか?
 
 
 社長が喜ぶ未来のための経営資料を作るのです。
 
 けっして過去の分析ではありません。
 
 
 それとも
 
 
 〇 昼休みは電気を消す
 
 〇 コピーは裏紙を使う
 
 〇 エレベーターは社員使用禁止
 
 〇 トイレのタンクに石を詰める
 
 
 どちらを選びますか?
 
 
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▼「利益計画」は、この先の事業計画の基本的枠組みそのもの、出発点です。
 そしてMQ会計がもっとも力を発揮するのがこの「利益計画」です。
 
 「固定費Fは来年いくらかかるのか」
 
 かなり高い精度でつかむことができます。
 精度は落ちますが3年先までの予想もつきます。
 したがって、翌期に稼がなければならない【必要MQ】がわかります。
 
   必要MQ = 翌期の固定費F + 目標利益G
 
 前期の粗利益率を使えば【必要売上高PQ】も計算できます。
 わからないのは、この必要MQや必要PQを
 【どうやって稼ぎ出すか】です。
 
 
▼利益計画とは「こうあらねばならない」という意味であって
 「こうして利益をあげる」ということではありません。
 従来の会計における利益計画の役割はここまで。
 
 利益計画で決めた必要MQをどのようにして実現していくのか、
 そのために必要なPQをどのようにして実現していくのか、
 これが次の段階であり、
 
 「こうして利益をあげる」
 
 という具体的な計画こそ【販売計画(MQ計画)】なのです。
 そしてこの販売計画(MQ計画)こそが
 経営計画の【もっとも重要な部分】となるのです。 
 
 

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