Vol.382 【続)税理士事務所のMQ会計実践事例】

 【続)税理士事務所のMQ会計実践事例】

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■□  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計

■□   社長のための会計【 マトリックス通信 】

■■   Vol.382 2015/05/28

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▼【東 京】利益が見える戦略MQ会計【特別編】2日間コース

 社長はMQ会計をどう現場に落とし込むか

 会計人やコンサルタントは現場でどう成果に結び付けるか


 MQ会計を経営の現場で実践していくために!をテーマに、

 MG(MQ戦略ゲーム)を組み込みました。


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▼「MQ会計って何? 管理会計とどう違うの?」

 

 参加費は無料!

 松山・利益が見える戦略MQ会計【入門編】

 2015年 6月 9日(火)⇒ http://goo.gl/tDETdn


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■ある税理士事務所の職員の方からいただいたメールを

 紹介しています。


 (前回までのあらすじ)


 彼が担当している、創業9年目社員10人の建設業。

 社長の奥さんが経理業務を行っています。

 その奥さんが、ある日突然こう言い出しました。


 「うちの会社、本当に儲かっているんやろうか?」


             ・


 この会社は、月次試算表ができあがるのは2か月後です。


 遅れる原因はいろいろあります。


 ・仕入先や外注先から請求書がなかなか来ない

  したがって仕入金額や支払金額を締められない


 社長の奥さんは経理ばかりをやっているわけではありません。

 経理作業に十分に時間が取れないのも現実です。


 そこで、ある提案をしてみました。


 前回のメルマガはこちら ⇒ http://goo.gl/mv6k93


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◆「うちの会社、本当に儲かっているんやろうか?」


 奥さんが突然言い出したのにはわけがありました。

 私が会社を訪問する数日前、社長から聞かれたというのです。


 ・そろそろ賞与を支給する時期

 ・いまの財務状況はどうなのか!


             ・


 7月は社員への賞与の支給月です。

 資金繰りも考えないといけません。


 ところが5月も半ばを過ぎたというのに、

 3月分の試算表すら確定していません。


 「なぜ、こんなに処理が遅いんだ!」


 社長は気が気ではありません。

 奥さんは奥さんで言い分があるようです。


 ・請求書が遅い

 ・事務作業量が多い

 ・中身のチェックに時間がかかる


 「私だって一生懸命にやってるの、ほんまやることがいっぱいあるんよ」


 これが現場の声、現実です。


 

 社員だったら


 「私一人ではできません。人を増やしてください」


 となるかもしれません。


 ところが経営者の奥さんは、

 社長のがんばっている姿も見てきています。


 ・人を増やせば経費が増える

 ・しかし、思うように仕事が進まない



◆この日は一旦帰ることにし、

 次の日にあらためて一緒に考えることにしました。


 現状を正しく認識することからはじめます。

 奥さんの説明を聞きながら整理していきます。


   担当者に

   工事の依頼がくる

      ↓

   担当者が現場に出向き

   仕事の内容の確認

      ↓

   見積書作成

      ↓


 こんな感じで最後の完成引渡し、

 そして代金回収までの流れを書き出し整理していきます。



◆全体の流れが見えてきたところで提案です。


 「税務会計のための作業と

  経営(社長)のための仕事を切り離して考えませんか?」


 社長が知りたいのは2か月遅れの結果報告ではありません。


 私がこれまで学んだMQ会計を使っての実践です。

 見積書を作成するときに入力するデータを、

 MQ管理にそのまま使えるように項目を追加します。

 この先(未来)の利益もわかるような仕組み作りです。


 ピボットテーブル機能を使えば

 社長が欲しい帳表の集計は自由自在です。


 見積書をエクセルの表として作るのではなく、データとして活用します。

 そのまま実行予算としても、予算と実績の対比分析としても使えます。


 利益というのは、企業が提供する製品・商品・サービスに含まれています。

 その利益が実現するのは、それらを相手方に納入したときです。


  ◎いつ(日付)

  ◎どこに(得意先)

  ◎何を(商品、サービス等)

  ◎どれだけ(数量)

  ◎販売(提供)したか


 そして


  ◎販売(提供)する予定か


 先々の利益を読むための分類や項目の決め方などは、

 セミナー(MQ分析エクセルピボット編)で学んだ内容を参考に

 MQ会計では当たり前の「日次決算」の考え方も組み込みます。



◆社長が望む資料はもちろんのこと、

 集計作業やこれまで時間がかかっていたチェック作業など、

 大幅に短縮できそうです。


 ある程度データを入力したところで、 

 エクセルピボットを使って実演してみました。


 奥さんの反応は、


 「うわあ、おもしろい!」


 「私にもできそうやね」


 今回は、受注見積を中心に考えましたが、

 資材や消耗品の発注業務についても、相当の作業料を減らせそうです。


 奥さんが喜んでくれたのが、何よりでした。



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■いかがだったでしょうか。

 彼のメールには、ほかにも具体的な作業の内容が詳しく書かれています。

  建設業でありながら「建設業会計」を導入していなかったのが

 幸いでした。


 多くの会計事務所は、建設業に対応した会計ソフトの導入を勧めます。

 工事原価管理と財務会計が連動したものです。


 じつは、建設業会計システムが、

 社長が本当にほしいこの先の情報が得られない、

 大きな原因の一つになっているのです。


 MQ会計を実践していくうえでも、

 工事原価のデータから得られる情報は、

 社長がもっともほしい重要な経営情報の一つです。


 会計と連動させてしまうと税務申告、過去分析、報告のための

 たんなるシート(紙)になってしまいます。


 「工事原価管理(カネ儲け)と会計処理(カネ勘定)を切り離して考える」

 という今回の彼の方針は正しかったようです。


 彼が最後にまとめた文章の一部を紹介します。


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 ◇会計の経営に対する大きな役割り、それは「警戒警報」です。

  私たち会計人は、決算分析や月次報告で行っているような

  一般的なアドバイスをしてしまいがちです。

  ところが社長方は、得意先、商品、製造現場での具体的な話でないと

  ピンときません。


 ◇「お金がない=資産に置き換わっている」のような解説では、

  ぜんぜん伝わらないし警戒警報にはなりません。

  「本当に儲かっているのか」社長方が実感がわかないのも当然です。


 ◇決算書に反映される前に現場では何が起きているのか、

  MQ会計を実践してみてよくわかりました。


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▼会計事務所に勤務する彼は、

 長い間、月次決算自体に疑問をもち、

 悩みながらいろんな研修に参加していました。


 そして昨年、

 「利益が見える戦略MQ会計」セミナーにはじめて参加しました。

 参加後は、セミナーで学んだことを一つひとつ着実に実践しているようで

 伝える側としてもうれしいかぎりです。



▽今回、彼がMQ会計を実践するうえで参考にしたセミナーです。


 MQ会計をただの理屈に終わらせないためにも、

 社長方はもちろん、税理士、コンサルタントの方々には

 ぜひ、お勧めしたい内容です。


 【建設業の方】にも当てはまります。


 決算書からはけっしてわからない重要な部分をお伝えします。

 MQ会計を経営の現場でどう活用していくか

 具体的な実践事例を交えて、より深く掘り下げます。


 大阪・利益が見える戦略MQ会計【実践!MQ分析・エクセルピボット Part1】

 2015年 7月23日(木)⇒ http://goo.gl/Ag1YLv


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▼【東 京】利益が見える戦略MQ会計【特別編】2日間コース


 社長はMQ会計をどう現場に落とし込むか

 会計人やコンサルタントは現場でどう成果に結び付けるか


 MQ会計を経営の現場で実践していくために!をテーマに、

 MG(MQ戦略ゲーム)を組み込みました。


 ・第2回:2015年 7月 2日(木)/ 3日(金)※1席空きました

  ご希望の方はこちらから ⇒ http://goo.gl/GTRH2h


 ・第3回:2015年 8月 6日(木)/ 7日(金)※ただいま受付中!

  詳細はこちらから ⇒ http://goo.gl/zwTS7Q


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▽発売を再開しました


 MQ会計がはじめてで興味を持たれた方はこの冊子がおススメです。

 「利益が見える戦略MQ会計(かんき出版)」のもとになった小冊子です。

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 税務経理協会から出版された「会計はなぜ、マトリックスがいいのか」の

 もとになった小冊子です。

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▼おかげさまで第4刷

 『利益が見える戦略MQ会計(かんき出版)』

 この先長く読み継がれる本になると思います。

 詳しくはこちらから ⇒ http://goo.gl/zurV9R



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