Vol.391 【研究と開発・マトリックス会計】

 【研究と開発・マトリックス会計】

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■□  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計

■□   社長のための会計【 マトリックス通信 】

■■   Vol.391 2015/09/10

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●勉強というと真っ先に思い浮かぶのが受験勉強(勉強=受験)、

 教科書を与えられ、先生から教えてもらい、塾に通い、

 そして試験でランク付けされ、いい点数をとるために、

 いい学校に入るために、一生懸命勉強する。

 上から与えられたものを黙って消化する。

 

●学問になるとちょっと違ってきます。

 勉強で得た基本的な知識をもとに、より深く追求しようとする意欲、

 自主的、積極的に学ぼうとする気持ちが加わります。

 しかし、学問で学ぶことは、すでに世のなかに存在しているものです。

 すでに知っている人から学んだり、関連する書物を読んだり、

 そこには師となる存在があり、その範囲でしか道を究めることができません。

 

●ところが研究となると話は変わります。

 これまで誰もやったことがない、あるいは知らない分野に挑戦し、

 もしかしたら、人類にとって

 あらたな知識が増えることに繋がる可能性もあります。

 

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■今回は、私の体験を書いてみます。

 

 私が受講者としてMG(MQ戦略ゲーム)研修に参加したとき、

 自己紹介でこう言います。

 

 「山形から来ましたITS宇野寛です。

  マトリックス会計とMQ会計を日々研究しています。」

 

 ときどき聞かれます。

 

 「日々研究って、何をするんですか?」

 

 

 研究とは、、、

 

 ◎これまで誰もやっていない、新しい分野を追及する

 

 

 マトリックス会計もMQ会計も

 西順一郎先生の手によって、すでにこの世に存在しています。

 ですから、どちらも研究開発することはできません。

 しかし、その先「どう経営に活用し実践していくか」という部分については、

 研究の余地があるはずです。

 

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■MQ戦略ゲーム(MG)では、マトリックス会計を使って決算を行います。

 ゲームは1時間、ところが従来の会計方法で決算をしようとすると、

 時間がかかります。会計の知識がない人にとっては、たいへんです。

 

 そこで西順一郎先生が研究・開発したのが「行列簿記」をヒントにした

 「マトリックス会計」でした。

 そしてMG(MQ戦略ゲーム)に組み込まれました。

 簿記会計がまったくわからない人でも1時間で決算ができるという、

 世界初の「自動決算装置」です。

 

 ただ単に決算をするだけではありません。

 会計の仕組みや本質が、決算の手順が、期首から期末までの一連の流れが

 きちんと組込まれているのです。

 

                ・

 

 マトリックス会計の存在をはじめて知ったのは、

 30年近く前になります。まだ会計事務所に勤めているころでした。

 

 「おっ、これはおもしろそうだな!」

 

 当時、西順一郎先生の本を読みあさりました。

 MG(MQ戦略ゲーム)も体験しました。

 まずは、書籍で勉強です。

 そのときは「たんなる勉強」で終わりました。

 

 その20年後に、本気でマトリックス会計を研究することになるとは、、、

 

 

■私が最初に着手したのはマトリックス会計の研究ではなく、

 マトリックス会計ソフトの”開発”でした。

 

 開発の場合は、目標となる完成イメージ(予想図)があります。

 研究段階ではまだ漠然としていますが、

 開発段階に入ったときには、完成したときの「モノ」が

 明確になっているわけです。そこが研究と開発の大きな違い。

 

 マトリックス会計ソフトを開発するためには、

 技術者にもわかるような仕様書(設計図)を作らなければなりません。

 開発の最中、知識が足りない部分があることに気付きます。

 また勉強に戻ります。

 

 世のなかには、マトリックス会計ソフトを開発するために

 参考になるような書籍は、まだ出回っていません。

 少ない材料をもとに、目的を実現するためにはどうするのか、

 研究と勉強や学問とを行ったり来たりの連続です。

 

                ・

 

 マトリックス会計表を作るためには、

 会計ソフトに入力された仕訳データを使います。

 そしてその仕訳は「単一仕訳」でなければなりません。

 単一仕訳とは、一行で完結している仕訳です。

 

 ところが、会計ソフトに入力される仕訳は単一仕訳だけとはかぎりません。

 必ず「複合仕訳」が混在します。

 借方も貸方もそれぞれ複数行で1セット、いわゆる(N:N)の仕訳です。

 

 (N:N)の複合仕訳が含まれている場合、

 これを(1:1)の単一仕訳に分解しないかぎり、

 マトリックス会計表は作れません。

 

 そこで最初に、複合仕訳を単一仕訳に分解するプログラムを

 開発しました。最初は簡単にできる、と思っても、

 途中でいろんなパターンが存在することに気付きます。

 最終的に”単一仕訳に分解するロジック”が、完成します。

 おそらく、これまで誰も考えたことがない仕組みです。

 これによってマトリックス会計が現実に一歩近づきました。

 

 次に問題となったのが、会計特有の「借方・貸方」です。

 それがマトリックス会計を研究するきっかけへと繋がっていきます。

 

                ・

 

 マトリックス会計を研究する過程で、わかってきたことがあります。

 経理が作る”仕訳”の重要性です。

 

 この先、会計データを経営に活用していくためには、

 仕訳から意識しなければなりません。

 

 機会があれば”仕訳の重要性”についても書いてみたいと思っています。

 

 

 

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