Vol.395 【経理担当重役のはなし】

 【経理担当重役のはなし】

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■□  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計

■□   社長のための会計学【 マトリックス通信 】

■■   Vol.395 2015/10/14

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●経営者の皆さん、次の質問に答えてみてください。

 もし答えられないようであれば

 あなたの会社は月間数十万円単位で損をしているはずです。 

 

 ☆あなたの会社が、もし売上高が10%増えると

  利益はいくら増えるか知っていますか?

 

 ☆あなたの会社が、限界利益率(粗利率)が

  何パーセントまでダウンしても大丈夫か知っていますか?

 

 ☆あなたの会社が、目標利益を達成するためには、

  あといくらの売上高が必要か知っていますか?

 

●中小企業は、たとえ小規模であっても

 業績を数値で把握し、計数管理をきちんと行わなければ

 多くの損をしてしまいます。

 

●利益を確保するには「計数管理の手法」をマスターしなければなりません。

 繁盛している会社と儲かっている会社は違います。

 闇雲に経費を使っていては最終的に会社は潰れてしまいます。 

 

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■これから紹介する「経理担当重役」が見つけた、

 ある会計事務所のホームページに記載されていたものです。

 では、かりにこれらの質問に全部答えたとして

 企業の業績向上に繋がるのでしょうか。

 

              ・

 

 先日、ある製造業の取締役で経理担当の方から

 次のような相談を受けました。  

 

 「損益分岐点のシミュレーションが

  簡単に出来るソフトがあればいいのですが」

 

 よくよく話を聞いてみると

 

 ・売上高が10%増えると利益はいくら増えるか?

 ・限界利益率(粗利率)が、何パーセントまでダウンしても大丈夫か?

 ・目標利益を達成するためには、あといくらの売上高が必要か?

 ・売上はそのままだとすると限界利益率では何%上げなければならないか?

 

 「で、これをどうしたいんですか?」

 

 と聞いたところ、社長にわかりやすく説明したいという。

 

 「では、これがわかったらどうします?」

 

 「対策を立てられるじゃないですか!」

 

 さらに話を聞いて行くうちに、

 この経理担当重役が考えていることが、明らかになってきました。

 

 

■この会社は製造業、毎年赤字が続いています。

 年々売上高も減少しています。

 経理担当重役の何とかしたいという思いが、ひしひしと伝わってきます。

 

 「経理部長だけの考えではありませんか」

 

 「社長は、それほど深刻には考えていないようです」

 

 「なるほど、税理士から何かアドバイスはありましたか」

 

 「売上が伸びない以上、固定費の大幅削減が必要だとい言われ、

  社長も同意しているようです。売上高の減少を食い止めるためにも

  予算を作成し目標管理をやるように言われました」

 

 「銀行は何か言っていますか」

 

 「宇野さんが、以前メルマガに書いていた、

  まさにその通りのことを言われました。

  売上減少への対策をまず第一に考え、固定費の増加を抑えながら

  粗利率のアップに努めなさいと、、、」

 

 「で、社長はなんと?」

 

 なんともしょうがなくて、結局経理担当重役に廻ってきたようです。

 

 

■続きを聞くと、

 

 「これまでの決算書(損益計算書)からMQ会計表を作成し、

  来期の予定をMQ会計で考えたい」

 

 というものでした。

 

 冒頭で紹介した会計事務所のホームページに書かれていたことを、

 経理部長は、MQ会計を使って何とかしようと思っていたのです。 

 

 ☆あなたの会社が、もし売上高が10%増えると

  利益はいくら増えるか知っていますか?

 

 ☆あなたの会社が、限界利益率(粗利率)が

  何パーセントまでダウンしても大丈夫か知っていますか?

 

 ☆あなたの会社が、目標利益を達成するためには、

  あといくらの売上高が必要か知っていますか?

 

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■長年、経理を専門的にやってきた方たちが陥りやすいのが

 じつはこのパターンです。

 

 経営分析に関する知識と、税務会計の知識、そして経験を駆使して

 この先の計画を考えることはもちろん問題はありません。

 

 しかし、この経理担当重役と話をしていて気が付きました。

 

 彼は、数字だけで考えている、

 MQ会計のほんの一部の知識だけで何とかしようとしているのです。

 

 彼に欠けているのは、

 

 「必要な数値をどうやって実現するかを社長と一緒になって考える」

 

 です。そこには社長の存在が感じられないのです。

 

              ・

 

 予算管理で作成される帳表を思い浮かべてみてください。

 

 「実績値」の横には「予算額」があって、その隣には

 「予算実績差異」の欄があります。

 

 目標売上高1億円に対して実績値は9千万円、

 実績との差異は1千万円、目標達成率90%、そして数値の解説、、、

 

 データを分析し解説することと、

 分析で浮かび上がった問題点を解決することとは違います。

 

 会計(決算書)における分析の限界を十分に認識したうえで

 この先の問題解決にあたらないとただの数値の組み合わせ、

 数字遊びになってしまいます。

 

 

■経理担当重役の質問に戻ってみましょう。

 

 ☆あなたの会社が、もし売上高が10%増えると

  利益はいくら増えるか知っていますか?

 

 ★はい、赤字は300万円減る計算になります。

 

 

 ☆あなたの会社が、限界利益率(粗利率)が

  何パーセントまでダウンしても大丈夫か知っていますか?

 

 ★現在赤字なので5%引き上げなければなりません

 

 

 ☆あなたの会社が、目標利益を達成するためには、

  あといくらの売上高が必要か知っていますか?

 

 ★あと5千万円の売上高が必要です。

 

          

■この程度の計算は、シミュレーションソフトなんかなくても、

 電卓さえあれば簡単に計算できてしまいます。

 

 今回の「経理担当重役」が本当の重役になるためには

 税務会計の知識に加えて、具体的な「問題解決能力」が必要になります。

 

 そしてこれらの問題点を見つけ出し

 この先の業績向上に繋げていくのに、MQ会計は強力なツールに

 なるはずです。

 

 残念ながら決算書(税務会計)からは、

 利益を増やすための本当の問題点を見つけることができません。

 したがって解決策は必然的に的外れになってしまいます。

 

 経理担当重役には

 一度、社長と一緒になって計画を立ててみるように勧めました。

 

 決算書を読めるようになるのも重要ですが

 先々を数値を、社長自ら悩み考えることも重要である旨を伝え

 会社を後にしました。

 

 ほんとうは、

 社長自身が問題解決能力を身につけなければならないのですが、

 はたしてきちんと伝わったかどうか、、、

 

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