【社長たちにとっての資金繰り】
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□■ 戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
■□ 社長のための会計学【 マトリックス通信 】
□■ Vol.449 2017/09/28
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■社長方に質問です。
(質問1)
前月の会社の預金残高は1000万円でした。
当月末は3000万円になっていました。
社長であるあなたは、
1.喜ぶ
2.悲しむ
3.わからない
4.その他
いかがでしょうか?
講義のなかで、社長方に質問を投げかけます。
もっとも多かったのが、
「1.喜ぶ」
です。
「2.悲しむ」を選ぶ人は一人もいませんでした。
■ある日、ホームページを見た社長から問合せのメールが来ました。
『ご相談なのですが、
決算書等を見ていただきアドバイスをいただきたいのです。
というのも、決算上は黒字ですが、毎年現金が目減りし、
正直何をすればいいのか迷っております。
顧問税理士に話をするのですが、
売上を増やすか原価や経費を下げるか、そればかりです。』
メールには「決算書等」と書いてあります。
決算書や会計資料からわかること、それは
・売掛金が増えてますね
・在庫が資金繰りを圧迫しています
・流動比率、とくに在庫と売上債権、買入債務のバランスを
改善してはいかがでしょうか
これが限界。具体的な解決策にはつながりません。
中小小規模企業の社長たちにとって、
資金繰りは経営のなかでも、もっとも重要な部分の一つです。
毎月資金繰りに悩んでいたら、とても経営に集中などできません。
■今度は、経営のアドバイスをする立場の
税理士やコンサルタントの方たちに質問です。
(質問2)
期首の在庫(商品、製品、仕掛品など)の合計は3000万円でした。
期末ではそれが8000万円に増えていました。
このような状況では会社のキャッシュフローは、
1.良くなる
2.悪くなる
3.変わらない
4.その他(わからないを含む)
(質問3)
期首の買掛金残高は1000万円でした。
期末の買掛金残高は2000万円に増えていました。
この場合、会社のキャッシュフローは、
1.良くなる
2.悪くなる
3.変わらない
4.その他(わからないを含む)
年に2回だけ行っている「社長のためのキャッシュフロー」セミナーの
冒頭で行う質問です。
さあ、あなただったらどう答えるでしょうか。