015.データ活用に至るまでの3つのプロセス

データを経営に活用したいという「意思」がある

データを活用して「やりたいこと」が具体的である

そのための「データ」が蓄積されている

分析に関する本を読んでいるとき、

この3つのプロセスが重要である、ということが書いてありました。

この本が言いたいことは、

1.まず「意思」があること

2.次に具体的にやりたいことが思い浮かぶこと

3.そして最後は使えるデータが揃っていること

です。


「データを経営に活用したい」という思い(意思)に至るまでには過程があります。

なぜ、活用したいという思いに至ったのか、という自身の思考過程です。

私だったら、いきなり「データを経営に活用したい」などとは思いません。

そのまえに、

・えっつ!

・これどうなってんの?

・なぜ?

・自分の感覚と違う

・おかしくない??

という疑問が先に起きます。

計画に対して実績を分析する場合、

あるいは、前期に対して当期の実績を分析する場合においても、

なぜ?どうして?何が原因なの、自分が感じて、

そこからようやくその先に進みます。

決算書を見る場合にも当てはまります。

税理士が勝手に分析して持ってきた資料に興味がわかないのは

社長としては当然なのです。

データ活用に至るまでの3つのプロセスに話を戻しましょう。

データを経営に活用したいという「意思」がある

では、この「活用したいという意思」は、いつ、どこで生まれるのでしょうか。

けっして自然にわき出てくるものではありません。

なにかきっかけがあるはずです。


飲食業界ではあたりまえのように語りつがれている

原価率は3割以内、FLコストは、、FLRコストは、、、

と言っているコンサルタントは、これまで学んだ知識や手法に頼り、

自身の頭で考えることをしません。

なぜ3割なんだ!とは思わないのです。

これでは真の問題や解決策にはたどり着けません。

経営分析に慣れてしまっている中小企業診断士も銀行マンも同様です。

「この比率は高いほうがいい(あるいは低いほうがいい)」

という先入観で凝り固まっています。

だから、「労働分配率は50%以内が望ましい」などと平気で言います。

なぜなのか、自分の頭で真剣に深く考えていないのです。

もしこれと似たようなことを言われたら

「原価率を3割以内に抑えて労働分配率を5割以内にすれば、

 ほんとに業績は上がるんですか?」

と聞いてみればいい。

「いえ、それは状況次第です。」

という返事が返ってくるはずです。

これでは、けっして科学的な分析とは言えないようです。



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