Vol.545 ある社長の思いとマトリックス会計


社員50名の食品製造業での出来事です。

社長は現在2代目、ある思いを持っています。

その思いを実行するためにこれまで準備を進め、

一部はすでに実現しています。

 

「ウノさん、この計画を実行するためには

 いまの工場や設備の生産量は限界です」

 

会社を訪問したある日、一緒に昼食を取った後、

 

「新工場の敷地の候補を見に行きませんか」

「車ですぐ近くの場所です」

 

社長は敷地を眺めながら、

具体的な構想を私に話しはじめます。

あたらしい工場の見取り図が、

社長の頭の中に浮かんでいるようです。

 

「ここに工場を移転して設備を新しくすれば、

 いまの生産能力は倍以上になりますよ」

「ようやく最終的な目標が実現します」

 

この社長がすごいのは、

ただ夢を語っているだけではありません。

当然、会計の裏付けがあってのことです。

 

その根拠はどこから来ているのでしょうか。

設備や社員を含め、売上や利益、得意先や仕入先、

そしてそれらにかかる費用と併せて、

社長の頭の中には「マトリックス会計表」が浮かんでいます。

MG(MQ戦略ゲーム)の会社盤を思い浮かべ、

マトリックス会計表でシミュレーションしているのです。

 

            ・

 

社長はマトリックス会計表をどのように活用しているのか、

いま書いている本の原稿に、この話の続きを追加しています。

 

出版する本のタイトルは、

 

マトリックス、夢の会計

-社長のための会計学-

 

20年以上にわたって「MQ会計とマトリックス会計」を、

経営の現場で活用するための研究を続けてきて、

「いつか本としてまとめたい」という願望が、

あるきっかけから強い思いに変わりました。

 

今年の7月から原稿を書きはじめました。

長年の研究の成果を、

書籍をとおして後世にきちんと伝えることが私の使命です。

 

原稿がまとまり、MG(MQ戦略ゲーム)、

そしてMQ会計とマトリックス会計の開発者である

西順一郎先生に監修をお願いしました。

原稿を見てもらいOKが出ました。

2024年夏の出版に向けて、現在準備中です。

 

            ・

 

「経営に役立つ会計情報」とは「儲けるための情報」です。

 

・利益はいくら残す計画なのか

・期中の資金繰りはどうなのか

・期末にはキャッシュをいくら残す計画なのか

・現場が行動を起こしたくなるにはどう考えていけばいいのか

・そのためにはどのような情報が必要なのか

 

そして、社長の思いを実行すれば、

期末の決算書はどんな状態になっているのか、どのような状態にしたいのか。

 

これを実現するのが「マトリックス会計」です。

マトリックス会計本来の目的は、

社長の想いを反映した「直接法による未来のキャッシュフロー」と

「未来のB/S」を作ることです。

それも社長自身で、です。

  

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 戦略MQ会計・DC・マトリックス会計

 社長のための会計学 マトリックス通信
【発行元】株式会社アイティーエス 
【発行責任者】宇野 寛
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