税理士にとって「決算書」は、まさに看板商品。
正確でわかりやすい決算書を作り、その決算書を分析し、
そこから経営のアドバイスをする。
本書はその「決算書」を使う、税理士などの専門家向けに書きました。
といっても、「決算書が読めるようになる」とかや「決算書の分析のしかた」といった内容ではありません。
決算書、社長は見ていますか?
決算書分析、社長は聞いていますか?
経営のアドバイス、社長は実行していますか?
なんか微妙にかみ合っていない、ちぐはぐな感覚を持っていませんか?
決算説明も、分析の報告も、いちおう聞いてくれています。
でも、あまり興味がなさそう。
そこには理由がちゃんとあります。
税理士がやっていることと、社長が求めていることが、ミスマッチなのです。
本書では、そのちぐはぐ感、モヤモヤ感が、なぜ起こるのかを書いています。
「そうだよなー」と共感していただけることが1つでもあれば、うれしいです。
そして、保守的で古くさい会計業界ですが、それに縛られることなく、1人でも多くの同業者が、決算書に対する見方、考え方を変えてもらえたらと。