1 社長はなぜ「会計のセミナー」に出ないのか
社長は「会計のセミナー」が嫌い
今の会計は儲ける発想を邪魔している
会計は単なる「カネ勘定」でしかない
経営者に必要なのは「儲けるための会計学」
2 「売上を増やせ! 経費を減らせ!」では儲からない
会計人の言う「利益を増やす方法」は間違っている
会計人も経理マンも発想の転換ができない
決算書は単なる報告書である
だから決算書を経営に使ってはいけない
3 「利益」と「儲け」の違いは何か
利益は単なる「差額」にすぎない
「利益」を「儲け」といえばわかりやすい
4 「借方・貸方」…これでは儲からない!
「借方、貸方」と聞いただけでゾッとする
複式簿記-500年の歴史と伝統の世界
仕訳はなぜ理解しづらいのか
たった1行の仕訳が重要な情報を持つ
誰にでもわかる仕訳に変身させる
5 「考え方」を間違えると逆の結果になる
今の制度会計に対する「考え方」が重要
企業における会計の現状と今後の役割
経理部門、会計事務所を情報発信部署に
6 決算書は過去会計で書く”死亡診断書”である
決算書の目的は「対外報告書」でしかない
会計はビジネス活動の最後にくるもの
利益が決まるのは決算ではなく見積りのとき
7 なぜまっ先に経費削減を叫ぶのか
大企業は経費削減が当たり前
経費削減と言われれば納得してしまう
問題の原因は決算書にあった
損益計算書を面積で見てはいけない
8 貸借対照表の正体を見破る
倒産しにくい企業はどこを見ればわかるか
自己資本は単なる差額である
貸借対照表は絶対額と評価額で作られる
問題は「評価額」で表示されている資産
財務体質の優劣はどこを見るか
何事も「絶対額」で考えることが大切
9 あなたはそれでも決算書の分析値を信頼するのか
「売上高経常利益率20%を目指せ!」……?
「利益が出ること」と「売上高」は関係ない
経営分析をむやみに信じてはいけない
10 税理士の言うこと聞くべからず
売上を上げれば利益は増えるのか
さまざまな経営分析にも注意が必要だ
税理士こそ「儲ける会計」を身につけて欲しい
税務会計を中心に経営を考えると意思決定を誤る
税理士の中途半端な助言が会社をダメにする
1 会計は図形で考えるとよくわかる
会計は図形で考えよう
経営数字は図形にするとおもしろい
売上が2割落ちたらどうなる?
図形を使えば経営状態をサッと分析できる
スナックのママの経営戦略
2 「MQ・戦略MQ会計にはポイントが3つある
戦略MQ会計は「科学的」である
戦略MQ会計は「戦略的」である
戦略MQ会計は「平易」である
3 「戦略MQ会計」は誰でもわかる儲けのしくみ
たった5つの要素で収益構造を説明できる
売上高を増やせ!ということは…
経営にとって重要なのは「粗利MQ」
4 企業方程式は経営の羅針盤である
MQ会計表が登場した
利益は粗利総額と固定費のバランスで決まる
企業方程式の登場で経営が劇的にかわる
5 「売上高」…というから儲からない
会計用語は経理マンだけのためにある
社員にとって会計用語は外国語
現場の人でもわかる儲けのしくみ
「売上高」という言葉に縛られている
6 「売上高が10%ダウン」…あなたならどうする?
「売上高10%ダウン」は何を意味するのか
本当の収益構造を見極める
売上はいろんな商品の組み合わせにすぎない
「値引き」とは自分の儲けを減らすこと
会計の知識が儲けのアイデアを邪魔している
7 値引きはこんなに恐ろしい
近くにライバルの大型店が進出してきたら…
他社の攻勢にどういう対策をとるか
対策前のお店の状況はどうだったのか
客数が減ったらどうなるのか
商品を1割引にしたらどうなるのか
トントンにするにはどうするのか
結局、粗利総額MQが大切になってくる
1 利益はどこで生まれるのか
利益はどの段階で生まれますか?
利益は会社の「そと」にある
2 原価計算には2つのやり方がある
税務署用と経営管理用の原価計算がある
経営者の感覚に近いのは「直接原価DC」
3 全部原価FCなら赤字も黒字になるカラクリ
全部原価FCで利益を増やした話
全部原価FCでは期末の在庫が多いほど利益が出る
直接原価DCを使えば経営の実態が見えてくる
4 変動費は売上高に比例しない
値引きを要求されたらどうする?
「変動費」と「固定費」は非科学の象徴である
比例費と非比例費
変動費は売上高に比例しない!
戦略MQ会計を使えば簡単に解ける
5 忙しい月とヒマな月では戦略が変わる
コストをどのようにとらえるか
「全部原価FC」では正確な損失はわからない
「全部原価FC」では先の利益は見えない
やはり重要なのは粗利総額MQ
忙しい月とヒマな月では戦略が変わる
1 損益分岐点は会計の常識?
まずは損益分岐点をはっきりさせること
ガソリン代は「変動費」か「固定費」か
ある経理担当者の損益分岐点分析
「経営安全率」は会社の健全性を表す
率で考えると意思決定を誤る
「経営安全率」の本当の意味
2 損益分岐点は、じつは4つある
この問題、あなたは解けますか
通常の「損益分岐点」は「損益分岐売上高」のこと
MQ会計では損益分岐点は4種類ある
3 利益感度分析で次の一手が見える
経営分析より利益感度分析がいい
利益感度は企業によって異なる
P・V・Q・Fの要素ごとに見てみよう
もっとも利益に敏感な要素はどれか
4 利益感度分析で経営方針を見直す
カウンセリング会社で行った利益感度分析
社長は最終意思決定者である
社長が選んだのは「Fアップ」と「Qアップ」
5 MQ最大化へ針路をとる(経営はf/m比率)
f/m比率は利益の出る構造
「f/m比率」で経営状態を評価する
「g/m比率」は断崖絶壁までの安全余裕率
1ヶ月の稼働日で考える
1 利益を創り出す「日次決算」の正体
会計が経営にはたす役割は何か
日次決算は中小企業に適している
経理的な発想の日次決算は意思決定に使えない
利益は企業活動のどこで発生するのか
MQはこのようにして生み出される
経営は全体のバランスが重要である
日次決算から利益の作り方が見えてくる
残り10日間でどうする
2 MQ会計で先の利益を読む(その1)
製造業での原価Vの定義
MQ会計で先々の利益を読むカラクリ
3 MQ会計で先の利益を読む(その2)
プロジェクト単位で先々の利益を読む
建設業は単品受注生産
プロジェクトの原価VQ
半年先の利益はいくらか
4 MQ最大化シミュレーションの実践!
製品のMQ現状分析で作戦を立てる
MQ最大化のための作戦を立てる
製品別時間あたり粗利益MQを分析する
MQ最大化のために実践する
5 会計の常識は経営の非常識
MQ会計を使って制度会計を検証する
会計の常識は経営では通用しない
6 シャッターを開ける前に今日のMQがわかる
儲けるためには価格設定が大事
MQ会計で利益を創り出す
本当のお客を見極める
お客にとって買いやすさとは何か
粗利総額MQを最大にする驚愕の一手
MQ最大化を実現するためのカラクリ
7 原価を上げて利益をアップする
利益最大の方程式はあるのか
常識とは逆の原価Vアップ
仕入値アップに対して売価Pをどうするか
原価Vを上げて利益Gを上げた
原価Vを上げるとおまけ効果がある
儲けるための逆転の発想
8 利益感度分析を活用して利益を上げる
利益感度分析をやってみる
まずは固定費Fの利益感度を求める
次に数量Qの利益感度を求める
つづいて原価Vの利益感度を求める
最後に売価Pの利益感度を求める
4つの利益感度分析から優先順位をつける
Pの利益感度に着目するポイント
Vの利益感度に着目するポイント
利益感度の高い順に実行して利益を増やす
企業によって異なる数量Qの活用のしかた
さて、この先どうするか?!
9 経営計画は30分でできる
経営計画は4つのステップで考える
経営計画①-利益Gを決定する
経営計画②-固定費Fを決定する
経営計画③-粗利総額MQを決定する
経営計画④-目標売上高PQを決定する
固定費Fの予測は経理部の重要な仕事
経営計画の収益構造を確認する
5年先、どういう会社をめざすか
西順一郎・特別寄稿1 知的ワーカーのために
西順一郎・特別寄稿2 初公開!利益感度速算法