戦略MQ会計講座

 

利益が見える戦略MQ会計(かんき出版)

の著者が伝える「戦略MQ会計講座」


MQ会計ってなに?

缶コーヒーを販売している会社があります。仕入原価60円の缶コーヒーを1本100円で売っています。この会社は缶コーヒーしか売っていません。

当月は10本販売しました。

この場合の収益構造を、MQ会計では次のように表します。


会計のプロが全員まちがったPQ問題

もう10年以上も前の話です。

「日本公認会計士協会・○○支部」から呼ばれ、MQ会計の講義をしたことがあります。

参加者は全員公認会計士です。

 

MQ会計は【要素法】

 「P・V・Q・F・G」のたった5つの要素で、

 なぜ赤字なのか、どうして利益が出ているのか、

 すべての企業、どんな業種でもMQ会計で表せる

PQは売上高という符号ではない

MQ会計は管理会計(変動費や固定費)とは大きく違う!

 

MQ会計の基礎を一通り話したあとに問題を出しました。

 

PQが1000、Gが100の会社があります。

では、ここで問題です。

この会社の売上高PQが

1割減少したら利益Gはどうなるでしょうか?

 

なに、このつまらない問題は!

この講師は何を言いたいんだ!?

公認会計士たちの心の声が聞こえてきそうな雰囲気です。


では4択問題にしましょう。

次の中から選んでください。必ずどれかに手をあげてくださいね。

おいおい、どこまでわれわれを馬鹿にする気だ!

という空気の中、

  

「90」だと思う人?

シーン、、、

「0」だと思う人?

シーン、、、

「4のわかりません」だと思う人は、、、いませんよね

シーン、、、

  

では「3の60」の人は?  

 

なんと、全員が「60」に手を上げたのです。


参加者は「全員公認会計士」、会計のプロです。

そのプロが全員「60」に手を上げたのです。

公認会計士の試験には「管理会計」が存在します。

彼らの頭の中は「変動費・固定費」、、、ガチガチの管理会計です。

MQ会計を学んだ人はもうおわかりですね。

「利益が見える戦略MQ会計」に書いたとおりです。

「 MQ会計ってなに?」という人は、この先を読んでみてください。


MQ会計は要素法

缶コーヒーを販売している会社があります。仕入原価60円の缶コーヒーを1本100円で売っています。この会社は缶コーヒーしか売っていません。

当月は10本販売しました。

この場合の収益構造を、MQ会計では次のように表します。

MQ会計は要素法です。八百屋さん、魚屋さん、床屋さん、飲食店、卸、小売、サービス、不動産、そして製造業であれ建設業であれ、どんな業種にでも当てはまります。

これからお話しするたった5つの要素で、すべての企業の収益構造を説明することができるのです。ではこれから5つの要素を順番に解説していきますので、じっくりとご覧ください。

①番目の要素はP:価格(プライス)
1番目の要素は缶コーヒーの価格です。価格は英語でプライスです。

その頭文字をとって「P」といいます。

②番目の要素はV:原価(バリアブル・コスト)
2番目の要素は缶コーヒーの原価です。

バリアブル・コストの頭文字をとって「V」といいます。

Mは粗利単価です。粗利のことを英語でマージンといいます。

「M」はマージンのMであり、「もうけ」のMです。
MQ会計では「M」は要素に入っていません。缶コーヒー1本の原価Vが60円だとわかっていても、価格Pが決まらなければ粗利Mは決まりません。反対にこの缶コーヒーを1本100円で売ろうと思っても、原価Vがわからなければ粗利Mはわかりません。粗利単価Mは価格Pと原価Vが同時に決まらないかぎり確定しないのです。

P、V、Mは缶コーヒー1本の単価構造を表します。これも図形で考えるととてもわかりやすくなります。粗利Mは差額です。価格Pと原価Vが決まれば自動的に決まるため、要素には入っていないのです。

(P=V+M、P-V=M)

③番目の要素はQ:数量(クォンティティー)
3番目の要素は缶コーヒーの販売数量です。
クォンティティーの頭文字をとって「Q」といいます。

(PとかQは経済学のことばです)

P、V、Qのたった3つの要素がわかると企業の収益構造のとても重要な部分がわかります。売上高は「単価×数量」から成り立ちます。1本100円の缶コーヒーが10本売れた場合の「売上高」は「P×Q」で表されます。数学ではPとQのあいだの「×」は省略してもよいことになっています。

Pは100円でQは10本です。したがって売上高PQは1000円になります。
同様に売上原価VQは600円(V×Q)、粗利総額MQは400円(M×Q)になります。

(MQはPQ-VQではありません)

④番目の要素はF:期間費用・会社の生活費(フィックスド・コスト)
4番目の要素は期間費用です。フィックスド・コストの頭文字をとって「F」といいます。

Fは会社の生活費です。役員や社員などの人件費、事務所や店舗の家賃、通信費や水道光熱費などです。ヒト・モノ・カネの経費です。この会社では月に300円かかるとします。

⑤番目の要素はG:利益(ゲイン)
5番目の要素は利益です。ゲインの頭文字をとって「G」といいます。

この会社の当月の利益Gは100円です。(MQ-F=G)

MQ会計は要素法です。P、V、Q、F、Gが自在に動いて利益Gの最大化を目指します。 


経営にとって重要なのは「粗利MQ」

MQは一般的に「粗利総額、付加価値総額、限界利益総額」などと呼ばれています。MQ会計の「MQ」は、じつはここからきています。企業がこの先利益を上げていくためには最も重要な、中心的な概念となります。

缶コーヒー販売会社の場合、缶コーヒー1本から生み出される粗利Mは40円です。当月の販売数量Qは10本なのでMQは400円になります。

 ①P・価格、②V:原価、③Q:数量、④F:期間費用(生活費)、⑤G:利益

 PQ:売上高(P×Q)、VQ:売上原価(V×Q)、MQ:粗利総額(M×Q)

 


では、ここで問題です

 

PQが1000、Gが100の会社があります。

 

この会社の売上高PQが

1割減少したら利益Gはどうなるでしょうか?

 

「MQ会計」「MQ戦略ゲーム」「企業方程式」は、

 これを考案開発された西順一郎先生の会社、株式会社西研究所の登録商標です。

P、V、M、Q、PQ、VQ、MQ、F、G は西順一郎先生の著作物です。

 


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