利益が見える戦略MQ会計(かんき出版)
の著者が伝える「戦略MQ会計講座」
札幌から特急で45分、
北海道の中央部、旭川の手前に滝川市という人口4万5千人の街がある。
その滝川で、取引先の方からあるスナックに連れて行ってもらったときの出来事。
どう見てもまだ三十前の若いママさん。
話のところどころに、タダならぬ雰囲気を感じたため、いきなり次の質問をしてみた。
★青ですか白ですか。
誰ですか? 変な想像をした人は、、、
個人事業者が行なう確定申告のことを言っているのですが、
通常は税金が安くなる青色申告を選択します。
しかし返ってきた答えは予想外に「白」。
★なぜですか?
☆青だと損をするから、、、
若いママさんは、やはりタダモノではない様子。
そこでMQ会計表の話しをしてみた。
メモ帳とペンを借りて、早速4畳半の図を描いてみる。
売上が100円だとしましょう。そうすると仕入れは10円ですね。
といって売上の10分の1のところで仕入れ(売上原価)の線を描く。
その途端に、
☆えっ どうして分かるんですか。
仕入れは本当に十分の一だという。
そうすると粗利は90円です。
★粗利って分かりますか?
☆はい!分かります。
このママさんの頭の中では売上原価と粗利が
きちんと整理されているのだ。