●社長たちは、普段から現場のことを考えています。
本を読んだりいろんな勉強会に参加し、
知識を深めるとともに、現場で「実践、行動」に繋げようとします。
学ぶことや知識を得ることを「理入(りにゅう)」。
これに対し、まずやってみる、実践する、行動に出ることを
「行入」といいます。「ぎょうにゅう」と読みます。
理屈から入るか、行動から入るか、
「理入・行入」は、仏教に出てくる言葉だそうです。
理屈だけで経営はできません。経営の書籍をいくら読んでも、
そのとおりにいかないのが中小企業の経営です。
失敗しながら、社員から不平を言われながら、反発を受けながら
それでも社員のことを考え、業績のことも考え、土日も考え続け、、、
それが社長の仕事です。
なぜ社長たちは2日間もかけてMG研修に参加するのでしょうか。
それは、気付きがあるからです。考えさせられるからです。
発見するからです。行入だからです。
そしてもう一つ、
MGには「教育」という重要な要素が含まれているからです。
●では「教育」って何でしょうか?
教育は「教え育てる」と書きます。
「教える」は、訓練をすれば誰でもできるようになります。
ところが「育つ(育てる)」となれば話は別です。
社長であれば「社員に育ってほしい」という想いがあります。
それにより「社長自身も育つ」からです。
しかし「どうしたら育つのか」、大きな悩みでもあります。
・どうしたら自主的に行動するようになるのか
・自分で考えるようになるのか
・モチベーションが上がるようになるのか
モチベーションの上げ方の勉強会に参加し、
理屈を習ったとしても、現実にはそう簡単に上がりません。
【自分で考え、自ら行動してこそ本当の満足が得られる】のですが、
なかなか思うようになりません。
本人の意識が変わらないかぎり、モチベーションなど上がらないのです。
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●MG(MQ戦略ゲーム)には
「教育」という要素が多分に含まれています。
MGは基本、「教えない」教育です。
それは「育つ(育てる)」という部分を重視しているからです。
本人が何とかしようと一生懸命考えているところに、
こちらからは教えません。
せっかく伸びようとしている機会を奪わないためです。
質問があったときにはもちろん教えます。
MGでは、本人の自主性を尊重します。
ところが現場では、本人の気持ちを無視し、
教えすぎてしまう傾向にあります。
わかったか?、わかったか?、わかったよな、、、
もしかしたら「押し付け」かもしれません。
・
普段から人に親切にしましょう、と学校で教わります。
たとえば、会社の仲間どうして居酒屋に行ったとすると、
誰かが率先してみんなの箸をとってあげる、皿を取ってあげる、
全員のグラスを用意してあげる、、、
人に「してあげる」ことが親切だと思っている人は、
このような行動に出ます。
そしてそれはMGにはじめて参加したときにも表れます。
MGでは毎期いろんな帳表を使います。
1期目ではおカネも使います。
「では全員300円を取ってください」というと、
卓の誰かが先にお札を取り、まわりの人たちに配りはじめます。
はい、これはあなたの分、
次は、はいあなたの分、、、
取ってあげた本人は「これが親切なんだ、人のためなんだ」
と思っているのです。
●まずはそこから意識を変えることです。
何でもやってあげる、教えすぎるということは、
伸びようとする本人のチャンスを奪います。
母親が小学生の子供に
・ハンカチ持った?
・宿題は終わったの?
・今日は雨が降るから傘を持っていってね!
・寒いからコートを着ていくのよ
・友達とは仲良くして
・学校に行ったら先生の言うことをよく聞くのよ
これを言い続ければどうなるでしょうか?
言われ続けたらどうなるでしょうか?
容易に想像することができます。
そしてこのような環境で育った人たちが会社に入ってくるのです。
・
人間はそうカンタンに変われるものではありません。
自分で考えろ!と言われても何をどうしたらいいのかわかりません。
変わるためには「何かきっかけ」が必要です。
「育つ(育てる)」の部分をどうするのか、
気付いてもらうためにはどうするのか、
自主性とは何なのか、
この重要な部分が、MG研修には組み込まれています。
そのためには、どうしても最低2日間が必要なのです。
どなたでもご参加いただけます。