013.MQ会計とコンサルティング(その3)

ある経営指導員のとても興味深い話

先日、山陰地方の商工会から呼ばれて

地元の経営者に向けてMQ会計講座を開催しました。 

 

経営者のほかに商工会の経営指導員の人たち、

「MQ会計を伝える側」の人たちも参加しています。

指導する側の人たちに向けてのメッセージも盛り込んだ研修です。 

 

指導員のひとりが次のような話をしてくれました。 

指導員研修のための経営講座に参加したときのこと、 

 

飲食店では「歩留まり」がカギを握る

ロスを少なくすることで原価率を下げることができる

粗利は「額」ではなく「率」で考えることが重要

 額で考えるとややこしくなるから 

 

講師が自身の指導のもとに、

食材のロス率を少なくすることで利益が出たという飲食店の事例紹介です。 

講師はその業界の「伝える側の人」です。 

 

ところが、 

 

2番目の講師は旅館の経営者、

現場で経営している「実践する側」の話です。 

 

彼が依頼したコンサルタントが言うには、

料理の原価率が高いことが赤字の原因

原価率を下げることが赤字を解消するうえで緊急課題

しかし、なかなか実績につながらない 

 

ある日、料理長から提案が出た。 

米をもっと良いものに変えませんか

食材はこれとこれにしましょう 

 

コンサルタントとは正反対に原価率が高いものばかり。

しかし、その結果は、口コミでお客が増え、

業績向上につながっていきます。 

 

コンサルタント(伝える側)の話と、

旅館経営者(実践する側)の話の中身は正反対です。

なぜこの2人が同じ日に続けて講師に選ばれたのか、

参加した指導員には不思議だったというのです。 

 

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