MQ会計の理論と応用

 

 利益が見える戦略MQ会計 

 MQ会計の理論と応用(A4・165頁)

 

 初版は2014年3月、その後改訂や追加をしながら

 現在は第8版です。

MQ会計に興味をもつきっかけ

MQ会計に出会うきっかけは、人によってさまざまです。

 

ネットで調べて

メルマガを読んで

書籍を購入して

MG研修に参加して

知人から勧められて

 

MQ会計に興味をもちはじめた人は行動に出ます。

 

先をもう少し学んでみたい

これまでの会計と比べてわかりやすいし使えそうな気がする

なんとなくイメージはできるが、具体的にどうするかはわからない

 

さて、どこから手をつけるか、、、

 

MQ会計を学びはじめると、自身の会社のMQ会計表を作ってみたくなります。

「とりあえず決算書から作ってみよう」。

ところが、作っていくうちに気がつきます。

これまで、こんなに真剣に決算書をながめたことがない

中身がわからない勘定科目がある

売上原価ってVQ?

売上原価の中に「期首製品棚卸高と期末製品棚卸高」があるが、

VQに入れていいの?

発送運賃はVQ?それともF?

外注費はVQだと思うけど

VQにするのかFにするのかの基準がわからない

 

サイトを見たという税理士の方から問合せの電話がきました。決算書からMQ会計表が作れる「実践!戦略MQ会計Light版」についての質問です。

「MQ会計を使えば、顧問先企業の社長方にわかりやすくビジュアルに解説できる」という理由のようです。話を聞いているうちに思いました。彼にとってMQ会計表は、「イコール損益計算書」なのです。VQは変動費でMQは限界利益、そしてGは経常利益です。残念ですが、MQ会計のほんとうのスゴサを知らない税理士やコンサルタントが多いのも事実です。

 

MQ会計表を作って顧問先に解説しても、的はずれになってしまいます。税理士が作る月次決算書と一緒です。税理士は、社長方に対してMQ会計表の説明も解説も分析も不要です。決算書の過去分析(反省)と同じになってしまうからです。

MQ会計への誤った理解を整理するために「管理会計とMQ会計の違い」について書きました。(テキスト:第2章24ページ)

 

MQ会計で未来を見る

テキスト第3章65ページの最後一節です。

 

MQ会計は社長のための会計です。

この先の経営をわかりやすくするための会計です。

自社の収益構造(利益を生み出す構造)を明確にするための会計です。

MQ会計のスゴイところは、

「この先どうなる?、この先どうする!」

「未来を見る、試算(シミュレーション)できる」

なのです。

 

では、「未来を見る」とはどういうことでしょうか? 「未来を見る」とは、「未来のMQを測定する」という意味です。では、どこの部分をどうやって測定すればいいのでしょうか。第5章88~91ページを参考にしてください。

 

日次決算による測定

プロジェクト単位の測定

受注、製造、納品時の測定

 

もうひとつ重要な測定があります。MQを生み出すまでの「時間」です。MQ会計で考える時間の捉え方は、これまでFC全部原価に慣れている製造業や建設業の社長は戸惑うかもしれません。しかしこれが、「この先の経営を、DC直接原価で考える」ということにつながっていきます。(第5章92~103ページ)(第7章・社長のための直接原価計算講座140~141ページ)

 

そして未来を見るために必要なのが「データ」です。データとは、日々作成される販売(売上)情報が含まれているデータです。このデータを活用して未来を測定するしくみを作ります。(第6章117~118)(第7章133ページ)

データを蓄積し測定し改善につなげていくためには、社長自身の「思考力・創造力・分析力」のスキルを向上させなければなりません。日ごろから意識して訓練することが大切です。(第6章・分析について考える119~122ページ)

 

MQ会計による利益計画

MQ会計を使って未来を見るうえで欠かせないのが「利益計画」です。利益計画とは、この先の事業の基本的枠組みそのもの、出発点です。そしてMQ会計がもっとも力を発揮するのがこの利益計画の部分です。

「期間費用Fは来年いくらかかるのか」かなり高い精度でつかむことができます。したがって、翌期に稼がなければならない「必要MQ」がわかります。

必要MQ = 翌期のF + 目標利益G

前期のm率を使えば「必要売上高PQ」も計算できます。わからないのは、この必要MQや必要PQをどうやって稼ぎ出すかです。(第6章108~115ページ)

 

利益計画とは、「こうあらねばならない」という意味であって、「こうして利益をあげる」ということではありません。利益計画で決めた必要MQをどのようにして実現していくのか、そのために必要なPQをどのようにして実現していくのか、これが次の段階であり、「こうして利益をあげる」という具体的な計画が「販売計画(MQ計画)」です。そしてこの販売計画(MQ計画)こそがもっとも重要な部分となるのです。

 

MQ会計を実践するための会計処理

利益計画を作る際に必要なのが「分類項目」と「Fの情報」です。分類は社長が決めなければならない重要な部分です。先々のPQやMQの計画値を“カタマリ”で考える場合に必要です。(第6章118ページ)

 

多くの企業で行っている会計処理は「後始末」です。日々の取引が終了してから経理処理がはじまります。結果の測定です。必要のない処理や仕事がいつのまにか増えていきます。これらをコントロールし、社長がほんとうにほしい経営情報を整理して作成するためには、日々の無駄な作業を見直さなければ時間は生まれません。(業務フローによる改善は第5章104ページ)

 

Fは会社の生活費です。来年の生活費がいくらかかるかわからない状態では、この先何をどうすればいいのか、がわかりません。「Fの情報」は、日々の会計からしかわかりません。そのために、日々の会計処理を根本から見直す必要があるのです。(第6章・経理は社長がほしい情報がすぐに出てくるか!114ページ)

利益計画の作成手順は、第6章の110ページです。

 

もくじ

エクセルピボット・実践編

MQ会計を使って業績アップにつなげようとすると必要になってくるのが、「販売データの活用」です。データなしでは、“ただの理論”になってしまうからです。「エクセルピボット・実践編」では、データとは何か、具体的なデータ蓄積のしかた、そして分析までをエクセルピボットを使いながら実際に操作します。MQ分析の基本です。

経営資料、会議用資料、各種集計表やグラフなど、社内にはエクセルで作った資料が山のように存在します。しかし、多くの資料は、会議や打合せが終われば使いません。その都度表やシートにするのではなくデータをどのように使えばMQアップにつながるのかの観点でお伝えします。

経営に役立つ資料とは何か、データに対する考え方が変わるかもしれません。そして副産物があります。仕事のやり方が変わって楽になるのです。社長自身の思考力・創造力・分析力のスキルを向上させるツールにもなります。いいことばかり書きましたが、実践するのは社長自身であることを忘れてはなりません。日々の訓練が大事です。

 

 

 利益が見える戦略MQ会計 

 MQ会計の理論と応用(A4・165頁)

 

 セミナーで配付するテキスト(書籍)です。

 初版は2014年3月、その後改訂や追加をしながら

 現在は第8版です。

 

 詳しくは ⇒ 利益が見える戦略MQ会計【理論と応用】