Vol.551 人は比較されることに慣れてしまっている!


人は、子どものときから“比較されること”に慣れてしまっている。

 

・隣の子は立って歩き出すのが早い

・うちの子は3歳になってもことばを話さない

・うちの子はまだ字が読めない(近所の子は読めるのに)

 

小学校に上がればまた比較が始まる。

 

・うちの子は“オール5”

・算数は平均点数よりも低い!

・50m走平均タイム

・平均身長、平均体重

・1日の平均睡眠時間

・1日の平均勉強時間

 

そして受験では“偏差値”による比較。

 

大人になっても“平均による比較”はつきまとう。

平均年収、平均月収、平均的な家庭、平均年齢、平均寿命、、、

うちは平均○○より低い!あるいは高い!!

 

さらには、

 

前の上司は良かった。

それに比べて今度の上司は・・・

 

先代(前の社長)は人情味があった。

それに比べて今度の社長(息子)は・・・

 

ヒトは死ぬまで比べる、比べられることから逃れられない生き物だ。

 

           ・

 

「分析の基本は“比較すること”からはじまる」

 

私が初めて決算書分析を習いはじめた頃、

講師の先生が言ったことをいまでもはっきり覚えている。

 

「そうか!」

 

と素直に決算分析や経営分析を学んだ時期があった。

 

“知らないことを教わる”場合、

本に書いてあることや講師の言っていることに疑問を持たない。

 

分析=比較

 

このことに疑問を持ちはじめたのは、

MQ会計の研究を始めてからだ。

 

決算書の分析や経営指標の分析の基本は、

 

・前期と比較して、

・同業他社と比較して、、

・計画値と比較して、、、

 

そして結論に導くのだが、

決算分析や経営分析からは

「社長が望むような結果」にはたどり着かない。

 

「生産性は他より良いが、総資本利益率が低い」

 

のように、個々の指標では

「高いほうが良い」あるいは「低いほうが良い」という判断はできる。

しかし、総合的に良いか悪いかの判定は、分析する人の能力によって大きく変わる。

 

最後は、

 

・売上高が不足している

・固定費が高い

・原価率が高い

・在庫が多い

・売掛金の回収が悪い

・労働分配率が高い

 

に落ち着くのが“オチ”である。

 

このような分析は、社長たちにとって役に立たないばかりか、

分析結果(分析者の言うこと)を鵜呑みにすれば、誤った判断・意思決定をしかねない。

 

           ・

 

決算書に苦手意識をもっている人(とくに社長)は、次のことを試してほしい。

社長には、これらを試せる“特権”がある。

 

決算書をながめる。

自身の会社(他人の会社ではなく)の「直近の決算書」を、

ただ、ながめるだけ。(苦痛なのをぐっとこらえて)

 

ただし注意があります。それは、

 

「けっして分析しない」

「前期と比較しない」

 

の2つです。

 

「比較し分析することがいかに楽な行為か!」

 

に気づくはずです。

余裕のある人は、「社長の思いが決算書に反映されているか」という視点をもってほしい。

MQ会計表を見る場合にもそのまま当てはまります。

 

本来ヒトは比較するものではありません。

 

「隣の〇子ちゃんは、うちの娘よりカワイイ」

「同じクラスの〇男君は、うちの息子より断然頭がいい」

 

親はわが子を他人の子どもと比較などしないはずです。

 

           ・

 

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