MQアップのためのTOC業務フロー作成研修

いつも納期に遅れる / いそがしい割に利益が出ない

現場や事務の残業が多い / 各部署で同じようなエクセルの資料を作っている   

そんな企業にはぜひオススメです。

時間あたりMQ獲得のスピードアップに、業務改善に役立ちます。 

MQアップのために具体的にどうするか?

MQの増大を図る上で不可欠なのは「業務フロー(仕事の流れ図)」です。

各セクションの「MQ/H(時間当りMQ)」を測定し、

どう改善してMQアップにつなげるか、

そのために「どう行動していくか」。それが「業務フロー図」の作成です。

業務フロー作成において重要なのは、企業全体の「カネ・情報・モノ」の流れが

どうなっているのかを知ることです。

部署ごとに業務を把握していても、

それが会社全体に対してどうなっているのかがわからなければ、

いつまで経ってもMQを生み出す速度は改善されません。

このような状態を「部分最適」といいます。そこで、各工程の「仕事の棚卸」をします。

大切なのは全体の流れを良くするために「全体最適化」を図ることです。

業務フローを作成する前に

業務フロー作成作業に入る前に、簡単なゲームを行いながらTOC理論を学びます。使うのはポーカーチップとサイコロ。たった これだけで、参加者がびっくりするような現象が目の前で起きるのです。 

仕事(作業)とは何か?

仕事(作業)とは本来うまく行かないもの

仕事(作業)とは従属変動のカタマリである

「仕事や作業の本質=従属と変動」直感的に

理解できるようになります。

「そうか、
 仕事とは自分だけがどんなにがんばっても、
 会社のMQアップには繋がらないんだ!」

従属とは、今日自分は100個製造したいと思っても、

前工程が80個しか作っていなかったら

自分の工程では80個しかできないということです。

事務処理の場合には月次で帳簿を締めようと思っても、

・営業(あるいは社長)が旅費精算をしない

・仕入価格が決まらない

・納入単価が決まらない

というような場合です。

仕事や作業を工程で考えれば、

「自分のペースでは仕事(作業)ができない」、

「前工程の状況に従わざるを得ない」のです。

変動とは、「今日なにが起きるかわからない」です。

・作業途中で機械が故障した

・突然停電が起きた

・作業に集中したいと思っていたところに急な仕事が入った

・前工程の人が急に風邪で休んだ

というような場合です。

業務フローの作成は製造業だけにかぎりません。

販売、サービス、営業部門、事務経理部門など、あらゆる業務で行うことができます。

最終的にMQが生み出されるまでの各工程の流れを、

各部署の現場担当者が集まって「自分たちで」作成します。

MQが生み出される過程や流れがわかるようになり、

できあがった業務フロー図は、業務(作業)のマニュアルとしても活用できます。

他人から改善事項を指摘されるのとは違い自分たちで作り上げたものなので、

「改善への意気込み」、さらには仕事の「やりがい」にまでつながります。

これはぜひお勧めです。

◎仕事(作業)とは何か?
◎仕事(作業)とは本来うまく行かないもの

という「仕事(作業)の本質」が直感的に理解できるようになります。
まさに「目からウロコ」とは、このことです。


いよいよ業務フロー作成

参加者全員で一斉に、日ごろ行っている仕事(作業)の内容をポストイットに書き出します。作成する部署全体の大きな流れのなかに、それぞれ該当する部分に書き出したポストイットを貼り付けていきます。   

業務フロー図を作るには「こつ」があります。

ちょっとしたアドバイスをするだけで、なぜか短時間で作れてしまいます。

それははじめに【ゲーム】を体験したからです。

チームごとにワイワイガヤガヤ、ああでもない、こうでもない、「いやこの流れは昔のことで今はこうなっていますよ」など。 

コミニュケーションをとりながら、約3時間で完成です。人から言われてやるのではなく、チーム全員で作ったものなので問題意識を共有することができます。 


作成後はチームごとに発表会 

完成したら各チームごとに発表します。

他の部署の業務など、今まで聞く機会がなかったので、

「会社というのはこうなっているんだ!」

ということがあらためてわかります。

経理部が営業の業務を理解することで

「だからこの集計作業や書類が必要なんだ!」

というようなこともわかってきます。

 

完成後はエクセルなどで清書します。

そして現状の業務フロー図をもとに、

どのようにすれば流れがよくなるのか、

この作業は重複しているので廃止しようなど、

いろんな改善案が出てきます。

まずは【何をやめるか!】

を決めるのもいいかもしれません。

「へーっ うちの会社って、こうなってたんだ!」。

ぜひオススメです。


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