Vol.575 予測と計画


「予測」と「予想」を辞書で調べると次のように書いてあります。

 

 予測:事の成り行きや結果を前もっておしはかること。

    「1年後の人口を予測する」

 

 予想:物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること。

    「予想が当たる」「混雑が予想される」

  

 一方、「計画」や「予定」を調べると次のように書いてあります。

 

 計画:ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること。

    または、その考えの内容。もくろみ。プラン。

    「計画を立てる」「計画を練る」「工場移転を計画する」

 

 予定:これから行う事柄についてあらかじめ決めておくこと。

    前もって見込んでおくこと。

    「会議の予定を入れる」「旅行は来月に予定している」

  

 

経済学者は将来を【予測】しようとします。

 

 しかし、先々の経営を考える場合には、

 予測ではなく【計画】を立てなければなりません。

 

 プロ野球の監督は来シーズンの【計画】を立てます。

 しかし、プロ野球のファンや評論家は【予測(予想)】をします。

 

 明日の天気は【予測(予想)】はできても【計画】はできません。

 

 それでは、

 

 翌期の売上は【予測(予想)】それとも【計画(予定)】?

 翌月の資金繰りは【予測(予想)】それとも【計画(予定)】? 

 翌期の人件費や経費は【予測(予想)】それとも【計画(予定)】? 

 売掛金の回収は【予測(予想)】あるいは【計画(予定)】?

 

 そして、

 

 翌期の利益は【予測】ですか

 それとも【計画】ですか?

 

 

【予測】という言葉には、

 たとえ科学的な根拠があるとしても

 他人任せ、わからない、不安というイメージがありますが、

 

 【計画】となると、自主的であり、

 【実行】とセットで考えるようになります。

 

 一方、予測(予想)は、

 「当たった、外れた」ですが、

 

 計画は、「実行(行動)するもの」なので、

 「前向き」という印象を与えます。

 

 夢を実現しようとして起業した人は、

 必死に計画を作ろうとします。

 そして計画を作るのは「楽しい作業」、"わくわく"します。

 

 しかし、

 

 経営がある程度軌道に乗ってくると

 社長がいなくても会社が回るようになります。

 わざわざ計画など作らなくても

 別に何も起きませんし、困りません。

 

 経営計画などなくても

 なんとかなるのです。

 

 ですから、

 

 「経営計画なんか立ててもしょうがない」 

 

 「予定は未定!」

 

 などと思っている経営者が多いのも現実です。

 

 経営は、

 

 いっときの安心と

 大半の不安の連続です。

 

 経営計画を立てた結果、

 安心して眠れるようになるか

 心配で眠れなくなるかは

 ひとそれぞれです。

 

 でも、経営者は経営を続けなければなりません。

  

 

イタリアへ旅行に行きたい、と思ったとします。

 最初は願望にすぎなかったものが、

 どこかの時点で「本気」になります。

 

 「イタリアに行くぞ!」

 

 となった時点から「計画作成」が始まります。

 

 [計画]を辞書で調べてみると

 

 「ある物事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること」

 

 と書いてあります。

 つまり、真剣に「考え始める」のです。

 

 "計画のつくり方"のセミナーは世の中にたくさんありますが、

 多くは作り方、"手法"です。

 

 MQ会計を使って作る計画は、

 社長がこの先の思いや考えを「数字に置き換えて考えよう」というものです。

 もう一つは、作る過程が「わくわくする」です。

 

 そして社長が作った計画(思いや考え)をどうやって実現していくのか、

 社長の「わくわく感」を社員に伝えなければなりません。

 

 そこで重要になってくるのが、

  「利益はどうやって創り出せばいいのか」

 という「利益の仕組み」です。

 

 社長と社員がMQ会計で作った計画(わくわく感)を、

 会社全体で共有する。

 社員は、その「わくわく」をどうやって実現(行動)するか、

 MQ会計をとおして考える。

 社員はMQ会計を学ぶのが楽しくなる!

 

 これがMQ会計の大きな目的の一つです。

 

           ・

 

 私は、企業から依頼を受けて

 経営計画作成のお手伝いもしています。

 

 では、計画は本当に必要なのでしょうか。

 

 それは私にはわかりません。

 

 必要だと思う方には精一杯お手伝いしますが、

 必要でない方にとっては

 

 【余計なお世話】なのです。

 

           ・

 

 「将来の計画など立ててもしょうがない」

 

 と思っている社長は、

 

 MQ会計を使った今月の見込み(計画)、

 3ヶ月先までのMQ計画から始めてみてはいかがでしょうか。

 

 社長と社員が一緒になって未来について考える。

 MQ会計では、計画を作る(考える)過程を重要視します。

 「作成過程、考える時間そのもの」が、社員の成長につながります。

 これも立派な「未来会計」です。

 

 MQ会計は、もはや経営者にとっては必要なスキル、

 社長自身が訓練して身に付けるべき技能(経営手法)です。

  

 なぜなら、

 MQ会計は社長自身の【ヘッドライトシステム】なのですから。

 

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【発行元】株式会社アイティーエス 
【発行責任者】宇野 寛
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