Vol.523【B/S感覚と会社盤】

 【B/S感覚と会社盤】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
■□   社長のための会計学【 マトリックス通信 】
□■   Vol.523 2021/10/25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
セミナー研修についてのお知らせ
 
●12月に再開します。
 【東京】MG研修2日間コース
 2021年12月18日(土)~19日(日)
 
 詳しくはこちらをご覧ください。
 
----------------------------------------------------------------------
 
■「B/S感覚」というテーマで今回が3回目です。
 
 決算書は、ある時点や期間の結果を切りとった「静止画」。
 決算書を見やすい帳表やグラフに加工したとしても、
 中身は静止画の情報にすぎない。
 止まっているので隅々まで観察できる。
 隅々まで見えるので、細部の余計なところも目につきやすい。
 
 静止画分析の代表例が「経費削減」。
 経費を減らした分、そのまま利益が増えると思ってしまうのだ。
 
 P/Lから作った変動損益計算書(以降「変動P/L」)も静止画像。
 P/Lから作ったMQ会計表も、
 たしかにわかりやすくはなるが、そのままでは静止画だ。
 
 1.Pアップ
 2.Vダウン
 3.Qアップ
 4.Fダウン
 
 静止画像のMQ会計表を
 「会計の感覚で捉えてしまう罠」である。
 ここで発想や思考が止まってはもったいない。
 
 P/Lも変動P/Lも動画には変換できない、
 
 が、
 
 MQ会計表は動画に変換することができる。
 
 ではどうやって動画に変換するのか!
 
 それがこれから述べる
 「会社盤に置き換えて考える訓練」である。
 
 
 
■当然だが、
 決算書はおカネに換算し
 すべて「円」で作る報告書だ。
 
 そうすると、
 モノの動きがわかりにくくなる。
 その事例が「在庫」である。
 会計では次のように分類される。
 
 1.商品
 2.製品
 3.仕掛品(仕掛工事・仕掛物件)
 4.原材料
 
 決算書の順番は「カネになる順番」だ。
 MG研修で使う会社盤は左側から
 
 4.原材料
 3.仕掛品
 2.製品・商品
 
 
 静止画で捉えるB/Sは、
 決算日の在庫が計上される。
 しかし、期中の動きはわからない。
 
 前期と比較して「増減(差額)」はわかる。
 が、その比較方法が問題。
 
 「棚卸回転率が悪化しています
  とくに仕掛品が大幅に増加しています」
 
 静止画では、
 分析値に目がいってしまう。
 
 総資本経常利益率(ROA)を良くするには
 1.経常利益率をあげる
 2.総資本回転率をあげる
 
 のような、
 わけがわからない静止画分析がまかり通ることになる。
 
 「けっきょく、この先どうすればいいんだ!!」
 
 これが静止画分析の限界。
 
 
 
■1単位あたり大きい物件を扱っている
 不動産、建設、広告代理店、冠婚葬祭、
 そして製造業などであっても、
 決算書からはけっして見えない製品や仕掛品の動きを、
 会社盤に置き換えて考えることができる。
 
 たとえば建設業、
 
 1.前期から繰り越した物件の情報
 2.当期に受注した物件の情報
 3.当期に完成した物件の情報
 4.翌期に繰り越す物件の情報
 
 これらを4つの分類(カタマリ)で捉える。
 それぞれの物件情報にはQとMQが含まれる。
 仕掛品や仕掛工事のなかに将来のMQがいくらあるのか!
 
 現実の会社内での
 
 「これから生まれるであろうMQの動き」
 
 が見えてくる。
 
 
 まさにMG研修で学ぶ
 
 [前繰]→[当期IN]→[当期OUT]→[次繰]
 
 [イン・アウト・ザン]、
 
 会計恒等式で捉える訓練である。
 マトリックス会計を使うので「B/S感覚」そのままだ。
 
 しかしこれだけでは不十分。
 
 ◎前期から繰り越した物件のうち当期に完成したMQやQ
 ◎当期に受注した物件で当期に完成したMQやQ
 ◎当期に受注した物件で翌期以降に繰り越すMQやQ
 
 これらの情報、そしてこの感覚そのものが
 この先の経営を考えるうえで手放せなくなる。
 
 材料仕入は未来のMQの準備
 仕掛品、仕掛工事はもうすぐMQになるもの
 製品や商品は今すぐMQになるもの
 
 製品在庫が多い、仕掛品が多いという分析目線、会計目線ではなく
 必要なMQを稼ぎ出すうえでこれらの在庫をどうしていくのか!
 人員配置、設備投資、キャッシュ、借入金など
 B/S感覚そのものを味わえるのもMG研修の醍醐味である。
 
              ・
 
●「会社盤でMQ会計を感じる!」
 
 利益を増やすための世のなかの常識は、
 
 ・売上を上げる
 ・原価を下げる
 ・経費削減
 
 これでは利益は出ない!
 
 ということをMG研修で実感してみてください。 
 
 売上をあげる、、? どうやって!
 経費削減?、、、 やってみればわかる!
 原価を落とすと、、、 MQに与える影響は、
 
 MQ会計は、、じつは、動画だったのです。
 
 
----------------------------------------------------------------------
 
●【東京】MG研修2日間コース
 
 2021年12月18日(土)~19日(日)
 
 詳しくはこちらをご覧ください。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】株式会社アイティーエス https://www.mxpro.jp/
【発行責任者】宇野 寛  
【メルマガ登録・解除は】 https://www.mxpro.jp/touroku/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ※ブログやホームページ等への無断転載を禁止します。
  ただし、知人・友人への転送、社内での回覧はご自由にどうぞ。
  その際は全文を改変せずにご利用ください。
 
  

 

< 前の記事へ   次の記事へ >

 

 

 

メルマガをご希望の方は、こちらからご登録いただけます

 ⇒ 社長のための会計学【マトリックス通信】

 

こちらもいかがですか  

 

 Vol.505 【日本でいちばん大きな会社の社長の話】

 Vol.502 【社長のためのMQ思考】

 Vol.501 【センスとスキルとMG】

 Vol.500 【「日本はもはや教育先進国ではない」ってどういうこと】

 Vol.499 【他人ごと】

 Vol.498 【キャッシュフローについて考える】

 Vol.497 【決算書は究極のドンブリ勘定】

 Vol.495 【まことしやかに言われ続けてきた財務分析の常識】

 Vol.479 【やってみなけりゃわからない!?】

 Vol.476 【思考力と応用力】

 Vol.475 【決算書を眺める際のポイント】

 Vol.474 【会計独特の構造の不思議】

 Vol.473 【社長が決算書の必要性を感じたとき】

 Vol.472 【この先、あらたな創造を生み出す】

 Vol.471 【利率をたった2%アップすると・・・】

 Vol.470 【売上が増えた?!減った!】

 Vol.469 【利益が出ているのにカネがない!】

 

 Vol.331【決算書が読めるって、どういう状態のことですか?】

 Vol.335【前年同月対比と税務署、どちらを選びますか?】

 Vol.337【ある建設業の社長の悩み・税理士からのアドバイスは…】

 

 Vol.143【部門別損益計算のなぞ】

 

 Vol.359【管理会計を学んでその先どうする?】

 Vol.390【経営分析の疑問・管理会計の矛盾】

 Vol.445【管理会計って、じつはコストのこと!】

 

 Vol.411【間接法で作られたキャッシュフロー計算書】

 Vol.449【社長たちにとっての資金繰り】

 

 Vol.424【バカヤロー!売上が増えれば誰も苦労しないわ!!】

 Vol.446【生産性があがらない!】

 Vol.459【月次決算書からMQ会計表を作る】

 

社長のための会計学

【無料メルマガ】

 マトリックス通信

 最新バックナンバー