1976年(昭和51年)にソニーCDIで開発されたビジネスゲームの一つで、企業の教育、さらには企業会計原則や原価計算基準が取り入れられたアカデミックな会計システムが備わっているのが特徴です。
当初は「マネジメントゲーム」という名称でしたが、2004年に「MQ戦略ゲーム」に変更されました。知識教育(座学)ではなく実践教育(体験学習)が基本です。
MG(MQ戦略ゲーム)を基本から行う2日間です。参加者には全員社長になってもらい、2日間で5期分の経営を行います。
会計の勉強のほかに、実際にゲームを通して経営を実践できますので、幹部研修にはぴったりです。
計数力を高め社員の自主性を引き出し、そして毎回新鮮な「気づき」を得ることができます。
2日間の研修には、経営計画作成、戦略MQ会計の講義も含まれます。マトリックス会計で5年分の決算を行います。原価計算、DC(直接原価)とFC(全部原価)の違いなど、会計の本質を理解することにも役立ちます。
*企業単位で開催する場合には、企業の特性に合わせて講義を行います。
中小企業経営者にとって人材教育は頭の痛い問題です。
そして社員の「自主性」を高めることは、人材教育においてはとても重要なことです。
これから紹介するMGを通してこれらが実現できるとしたら、、、
社員の意識が高まるとしたら、、、
経営者の言っていることがなんとなく伝わるようになるとしたら、、、
そして全員経営ができるとしたら、、、
●5人~6人がひとつのグループになって2日間で5年分の経営を行ないます。
資本金300万円で会社を作ります。一人ひとりが会社の社長です。
全員に300万円が渡され、ゲームのスタートです。
といっても第1期は全員同じことをやります。ベテランも初心者も一緒になって同じ勉強をするのです。ここがMG研修の良さのひとつです。
●まずは機械を買わなければなりません。設備投資です。
機械がないと製品を作れません。
次に人を採用します。工場に1人、営業所に1人の合計2人です。
ワーカーとがいないと機械を動かせないので製品も作れません。
作った製品を売るためにはセールスマンが必要です。
●機械は1台100万円です。MGではすべてが現金取引です。
この時点での現金は190万円に減っています。
これでやっと製品が作れるようになりました。
製品を作るための原材料を購入します。
同じ材料でも買う場所によって単価が違います。
工場で製品を作って営業マンがこれを売って、
そしてまた材料を仕入れて、作って、売って、、、
あるとき、利益が出る瞬間があります。損益分岐点です。
実際の経営でも同じです。経営に活用できる損益分岐点が学べます。
●期中では思いもかけないいろんな経費がかかります。
期末には社員に給料を払わなければなりません。
そして「楽しい決算?」が待っています。
でも大丈夫!
手順どおり行なえば誰でも決算ができるのです。
自分で利益を計算して税金を払い決算書を作ります。
儲かったか損をしたか、自分の成績を計算するのにみんな必死です。
●ゲームが始まって、決算が終了するまで約2時間半、
これが1期分の模擬経営です。
2日間で5年分の経営を行ないます。
はじめての人は、意思決定の連続で「ぐったり」 です。
「これまでの人生の中でこんなに頭を使ったことはありません。」
こんな感想も出るほど。
中小企業では「社長の思い」がそのまま「会社」になります。
では、社長が社員に「経営とは何か」を伝える場合、
どのように説明したら良いでしょうか。
社長がこの先会社の方針を述べ、
夢を語って 一緒にがんばって欲しいと思うとき、
「社長がこの先やろうとしていることを社員に伝える」には、
会社の経営をある程度社員にも理解してもらう必要があります。
しかし「会社経営の話」などは社員にはわかりません。
社員がMGに参加すると、社長が自分の会社の経営を、
MGの場面に置き換えて説明することができるようになります。
社員もMGの場面を思い浮かべながら
☆お金がないと材料は買えない
☆お金がないと給料は払えない
☆材料を買い過ぎるとお金が足りなくなる
「お金(利益)がなければ会社は成り立たない」ということを
実感するようになります。
売らなければ利益は出ない。
でも値引きして安く売ってばかりいると儲からない。
☆そうか!
社長がいつも言っている「利益を増やす」とはこういうことだったのか!
☆そうか!
売上ばかり気にしていると利益は出ないのか!
MG研修は、これらを社長の目線で考える2日間です。
全員経営も夢ではありません。
※「MQ戦略ゲーム」は、株式会社西研究所の登録商標です
※「マネジメントゲームMG」はマネジメントカレッジ㈱の登録商標です。
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